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長文注意: 「ひたちなかの悲劇もしくは奇跡」(その3)

その1
その2

11月21日。この日はのっけからつまずいた。朝寝坊して指定の特急に間に合わず、しかも切符が「トクだ値」だったので、一度払い戻して再度通常料金で発券してもらう羽目に。ただ、スケジュールに若干の余裕があったので、次の電車に乗ってもキックオフには間に合ったことは助かった。勝田駅からバスで競技場に向かう。

なお、この大会では毎年特別なルールが存在する。それは「90分で決着がつかない場合には、即PK戦に突入し、PK戦の勝者に勝ち点2、敗者に勝ち点1が与えられる」というもの。おそらく試合数が少ない中でできるだけ勝ち点に差を付けたいという主催者側の思惑だろう。

本日の第1試合はHOYO vs 相模原。相模原サポが結構な人数で、声出しが20人前後。対するHOYOのサポは1人。往年の新日鐵大分を思い出す。ただ、太鼓じゃなくてメガホンを叩いているので、若干インパクトがない。両チームとも横断幕やフラッグは多く展開されており、サポーターの気合を感じさせる。

FIFAアンセムにのって選手が入場。いよいよ試合開始。

試合は相模原ペースで進む。それでも0-0の均衡状態は破られなかったが、前半ロスタイム、相模原の富井が左サイドを突破して中央にパス、ゴール前で混戦になるも、相模原の坂井が左足で押し込んでゴールネットが揺れる。前半はこのまま終了。

後半もペースは相模原。47分、相模原の金澤が今度は右サイドから中央にクロスをあげ、そのクリアボールを相模原の齊藤が右足で蹴り込んでゴール。これでスコアは0-2。あとはゲームを締めるだけ……と思ったが、70分、元水戸のHOYO堀がゴールを決め、1-2とする。

相模原は試合を締めるために89分に最後の交代枠を使い、金澤から秋葉へ選手交代。しかし後半ロスタイム、またHOYO堀に今度はヘッドで決められ、土壇場で追いつかれる。試合はそのまま終了。PK戦の結果は相模原の勝利となり、相模原が勝ち点2、HOYOが勝ち点1を得た。

第2試合は山口 vs Y.S.C.C.。山口からも熱心なサポーターが数多くつめかけており、このチームの熱気を感じさせる。対するY.S.C.C.にも多数のサポーターがつめかけていた。

試合は一方的なY.S.C.C.ペース。37分にY.S.C.C.福井が、80分にはY.S.C.C.小笹が次々とゴールをあげる。対する山口はシュートも打たせてもらえない状況(結局シュートは計2本)。そして後半ロスタイム、山口の攻めを守ったY.S.C.C.がカウンターから最後は青田が決めてそこで試合終了。0-3でY.S.C.C.の勝利となった。

11月22日。さすがにこの日は仕事なので、トイレからtwitterで様子をうかがう。その結果、HOYO vs 山口の「負けた同士対決」は1-0でHOYOが勝ち、相模原 vs Y.S.C.C.の「勝った同士対決」は3-0で相模原が勝利。相模原は公式戦対Y.S.C.C.初白星をあげた。

この時点での順位表は以下の通り。

Aグループ

順位チーム勝ち点得失点差総得点
1S.C.相模原5+35
2HOYO Atletico ELAN4+13
3Y.S.C.C.303
4RENOFA YAMAGUCHI SC0-40

山口の予選敗退が決定(2位以内に入れない)。

Bグループ

順位チーム勝ち点得失点差総得点
1三洋電機洲本サッカー部5+36
2札大GP4+12
3Grulla盛岡2-36
4shizuoka 藤枝 MYFC1-13

藤枝の敗退が決定(明日勝ったとしてもCグループの2位に勝ち点で追いつけない)。

Cグループ

順位チーム勝ち点得失点差総得点
1カマタマーレ讃岐6+24
2AC長野パルセイロ5+34
3福島ユナイテッドFC1-10
4さいたまサッカークラブ0-43

さいたま、福島の敗退が決定(2位以内に入れない)。

かくして11月23日、大会は最終日を迎えるのだった。

続く

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